届いた承諾通知は、第6希望で書いた認可園。しかも2歳までしかいられない小規模園だったと分かったとき、どんな選択をするだろうか? 保活中に預けたいと思った認可以外の園があったら、もう一度考え直すときは今かもしれない。

 認証園に預け続ける決断をした小西誠・里香夫妻(仮名)が、認可より認証園を選んだ理由とは?

2月、届いた承諾通知は第6希望の認可保育園だった

 「保育園に対して何を求めているのか、をご夫婦で改めて考え直してはいかがでしょうか?」

 経験者としての認可園に落ちたときのアドバイスを聞くと、小西誠さん(仮名)はそう答えた。

 小西さんは息子が1歳になって妻・里香さん(仮名)が仕事復帰するときに承諾通知を受け取った。だが、受かった認可園は第6希望で“念のため”書いておいた0~2歳までの小規模園だった。

 それまでの保活中も夫婦で保育園について何度か話し合ってきた小西夫妻。いろいろ調べた後も入りたいと熱望するほどの認可園はなかったが、フルタイムの共働きなので希望上位で書いた認可園に入れるのではと思っていた。しかし、届いた承諾通知は、実質1年間しか通えない認可園。通ったとしても、また1年後に同じことに直面する可能性がある。

 誠さんは、これまで妻と一緒に保育園探しをしてきた中で、良い印象を持っていた認証園を思い出し、「通わせるならあちらにしたい」と思い始めた。