里香さんは、見学に行ってその違いに驚いたという。実際に行ってみた認証園は3園だったが、特に気に入ったのが、現在5歳になる息子を通わせているA園だった。

　「既に何園も経営している大手の保育園で、同じ系列園の2園に見学に行きました。どちらも清潔感があり、安全面を含めて設備が整い、スタッフも好印象でした。運営会社もしっかりしているし、特に現在の園の施設長が信頼できそうな人柄だと感じました。利便性も高いので、説明会に行ったときにここに通わせたいなと感じました」

　一緒に説明会に参加した誠さんもいい印象を持ったという。

写真はイメージです
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　「清潔感が保たれていて『ここなら通わせてもいいかな』と感じました。一方で気になったのは、園庭がない、狭いといったことですね。費用はもちろん認可に比べれば高かったです。でも、保育の質を考えると、延長保育や、リトミックプログラムや体操教室から先生が来たり、スイミングスクールに通わせてくれたりといった、満足できる要素が多くあったんです。払う分に対して価値があると納得感があったのを覚えています」

　しかし、その場では入園枠を約束してもらうことはできず、申し込みをとりあえずして空きを待つことになった。その後も他の認証園などの見学をしたが、結局認可園発表までに入園できる確証の取れる所はなく、認可の発表を待つことになった。