スイッチ一つで簡単操作! 光熱費もぐんと削減

石井 省エネということはよく分かったのですが、そうすると電気代もお安くなるのですか?

山本 ご家庭のエネルギー消費の内訳は、給湯で使う部分が一番多くて、全体の約1/3を占めます。エコキュートは、少ないエネルギーでお湯を沸かし、主に夜間の割安な電気を使ってお湯を作るので、光熱費もかなり削減できます。   

家庭のエネルギー消費の内訳は、給湯が全体の約1/3を占めるという
家庭のエネルギー消費の内訳は、給湯が全体の約1/3を占めるという

石井 夜間はいろんな割安プランがありますものね。

山本 具体的なサービスメニューは電力会社によって異なりますが、東京電力の場合ですと夜間の電力量料金単価が昼間の約1/3の料金になるプランもありますよ。

石井 共働きで日中家にいない家庭には大きなメリットがありますね。でも、夜に沸かしたお湯を翌日に使うということですけど、お湯が無くなってしまうことはないのですか?

山本 もちろんお湯が足りなくなると大変なので、沸き増し機能が付いています。また、反対にタンク内にお湯が多く残っていると電気代がもったいないですよね。そのため、エコキュートは、エネルギー効率の良い運転をするために、学習機能を持っているんです。各家庭の過去のお湯の使用量から翌日のお湯の使用量を予測して、午後11時の時点でお湯を使い切る量を沸かすのです。

石井 すごく賢い! それは便利ですね。でも、お休みの日などで昼間にいっぱい使ったり、来客でお湯がたくさん要ったりするときはどうすればいいのですか?

山本 普段は「おまかせ」モードで、エコキュートが適正なお湯をコントロールしていますが、そういう場合には「マニュアル」モードで「多め」に変更するといいですよ。また、これ以上自動沸き増しをしなくても、お湯の量が間に合う場合は、『昼間休止/エコ停止』で沸き上げを停止するなど、状況に応じた様々な使い方ができます。スイッチ一つで湯張り、差し湯、足し湯、さらに追いだきもオートでできるタイプもあります。

石井 操作も簡単でいいですね。他にはどんなメリットがありますか?

フーハ東京ではリモコン装置なども展示してあった。操作はもちろん簡単
フーハ東京ではリモコン装置なども展示してあった。操作はもちろん簡単

山本 高圧タイプのエコキュートは、従来の電気温水器と比較し、約2倍の給湯圧力があるので、お湯の勢いがいいんです。風呂のお湯張り時間も短縮でき、シャワーもとても気持ちいいですよ。給湯用のお湯を沸かすだけでなく、沸かしたお湯を床暖房や浴室暖房乾燥機などにも使うことができる多機能型タイプもあります。

フーハ東京ではお湯の出も体験できる。その勢いに驚く石井アナ
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