またパパ会で好評だったのは、部屋の壁を塗り替えるDIY体験。男性といえどペンキ塗りを体験する機会は普段なかなかないのですが、日本ペイントの女性担当者のレクチャーのもとに、パパ達が無心に壁を塗っていきました。

日本ペイントの担当者が塗り方を分かりやすくレクチャー
日本ペイントの担当者が塗り方を分かりやすくレクチャー

パパ達がローラーを使って、壁にペンキを塗っていく
パパ達がローラーを使って、壁にペンキを塗っていく

保育園や地域では、男同士集まりにくい

 そして最後に行われたのは、参加者による交流会。「見知らぬ人同士で会話が続くのか」という懸念はどこへやら、同じ境遇のパパ達はすぐに盛り上がって話し合っていました。参加者へのアンケートでも「非常に楽しかった」「勉強になった」と好評で、「次もまたやってほしい」という要望も相次ぎました。

 参加者からは「共働きパパが多い保育園でも、実は男性だけのコミュニティは作りづらい。こうして集まる場は貴重」「勤めている職場は古い体質のため、同じ境遇の共働きパパと話すきっかけがなかった」「同じ地域でもパパ同士が集まれる機会が少ない」など、実はパパでもこうした交流を潜在的に欲しており、また同じ境遇のパパと話すこと自体が楽しいことが如実に伝わってきました。

 また「DUAL読者の妻に『この会に行ってきたら』と勧められ、そのとき初めて日経DUALの存在を知って会員になった」という参加者が複数人いたことも驚きでした。やはり妻の後押しは重要です。

 なお、参加者の多くは「子どものしつけや成長過程」や「休日・長期休暇のおでかけ」という話題で、パパ同士情報交換できれば、今後の生活の糧になると考えていました。

 「クールそうに見える共働きパパも、実は同じ境遇の人との交流に飢えていた」と感じられた夜。このパパ会の経験を基にして、DUAL編集部では新たな企画を練っていきます。

ロビーで交流会を開催。会はあっと言う間に盛り上がり、終了時間を延長することに
ロビーで交流会を開催。会はあっと言う間に盛り上がり、終了時間を延長することに

(文/荒井 優)