日経電子版読者に「日経xwoman」割引料金を開始

  1. 日経xwomanトップ
  2. DUAL
  3. 子育て・教育
  4. 共働き中学受験 基本のキ
  5. 今年の中学受験、人気だった学校はどこ?

今年の中学受験、人気だった学校はどこ?

2015年度速報 「桜蔭と女子学院の受験生が昨年より増えた理由」


年明け1月に実施された千葉・埼玉入試をスタートに、2月1日・2日・3日をピークに繰り広げられた2015年度の首都圏中学受験も終わりを迎えました。さて、いったいどんな学校が人気を集めたのでしょうか? 今回お子さんが受験されたという方、そろそろお子さんの受験を考え始める時期にきた方、まだ先の話だけれどお子さんが受験する可能性がある方に向けて、家庭教師・塾ソムリエの西村則康先生が解説します。

2015年2月、合格者が発表になった直後の桜蔭で、合格を知って抱き合う母娘
2015年2月、合格者が発表になった直後の桜蔭で、合格を知って抱き合う母娘

 日能研のデータによると、2015年度の首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)の私立総応募者数は27万9366人。昨年の28万8674人に比べて3.3%の減少となりました。受験者数(実際に受験した実人数)については、現在まだ正確な数字が出ていませんが、受験者数の変化も同様であったと予想されます。

 2015年度の中学入試で特筆すべき点といえば、やはり「サンデーショック」でしょう。サンデーショックとは、例年2月1日に入試を実施しているプロテスタント校が、礼拝日に当たる日曜日の入試を避けるために、入試日を別の日に移行するもので、6年に1度やってきます。サンデーショックについては、前回記事「中学受験 女子御三家の併願、思わぬ落とし穴」で詳しく解説しましたが、実際はどのような展開になったのでしょうか。本連載でおなじみの西村則康先生に聞きました。

桜蔭と女子学院のW受験 上位校を狙う女子にとっては“チャンスの年”に

西村則康先生
西村則康先生

 「サンデーショックで最も影響が出るのは、女子御三家の一つである女子学院の入試日が、例年の2月1日から2月2日へと移行すること。それに伴い、通常はかなわない桜蔭(2月1日実施)と女子学院の併願が可能になり、上位校を狙う女子にとっては“チャンスの年”となりました。一方、女子学院の入試が2日に実施されることで、その安全校となる中堅校の併願にも大きな変化が出てきたのです」

 下の各学校の入試結果を見てください。女子トップ校と言われる桜蔭の受験者数は、2014年は501人だったのに対し、2015年は629人。サンデーショックにより入試日を変えた女子学院の受験者数は、2014年は714人だったのに対し、2015年は873人といずれも受験者数を増やしています。

 「これは、サンデーショックを“チャンスの年”と捉えた人の表れで、強気の受験と言っていいでしょう。ただし、両者は共に難関校。万が一に備えて人気が集中したのが、2月3日に実施された豊島岡女子学園の第2回の入試(応募倍率24.7、受験者数:2014年=562人→2015年=657人)です。一方、例年であれば2月2日に受験者数が多い同校の第1回目の入試が、今年はかなり数を減らしています(受験者数:2014年=1065人→2015年=730人)。これは、サンデーショックにより入試日を2月2日に移行した女子学院の影響と言えるでしょう」

 一方、安全を考えた受験はどのような展開を見せたのでしょうか?

受験セミナー

越南小町
越南小町 1971年、東京生まれ。フリーライター。子どもの誕生をきっかけに、わが子の成長に合わせ、ベビー雑誌、保育園専門誌、育児・教育雑誌、塾専門誌で取材・執筆。7年前に子どもの中学受験を経験したものの、国立大学の付属中学で併設高校が無かったため、その3年後に“高校受験生の母”、またその3年後に“大学受験生の母”も体験。中・高・大の3つの受験を知る受験ライター。

…続きを読む