認可保育所以外の施設を選んだ理由の4割は、明らかに消極的
前の記事「日経DUAL調査 9割が『認可保育園』を希望」で、保活中の親の約9割が「認可保育所」への入園を希望していたことが分かりました。では、残りの約1割の皆さんは、どういった理由から認可保育所以外を第一志望にしていたのでしょう。
アンケートで聞いてみたところ、「その他」という回答が最も多く、様々な個別の理由によることが分かりました。自由記述欄には「(認可保育所は)19時半までしか預けられない」「世帯所得が高く(認可保育所に)入れる見込みがなかった」などがありました。
2番目に多かったのが「認可保育所は、定員が少なすぎて入園できる見込みがなかったから」。これに「時期が4月に合わず、もう枠が空いていなかったから」「フルタイムで働いていないために、入園できる見込みがなかったから」と回答した人を足し合わせると、約4割が消極的な理由で認可保育所以外を第一希望にしていることが明らかになりました。
一方で、「気に入った園が別にあったから」と回答した方も16.3%いました。「認可保育所がベスト」という考え方にとらわれず、自分の軸で判断した方も少なくないようです。