9割が「認可保育所」を希望

 その際、第一希望にしていたのはどのような施設だったかと尋ねたところ、「民設民営(私立)の認可保育所」が最も多く(45%)、「公設公営(公立)の認可保育所」が2番目(31.3%)、「公設民営(公立)の認可保育所」が3番目(12.5%)という回答でした。上位3つを合計すると約9割が認可保育所希望であることが分かります。「保育はやっぱり『認可園』が一番か?」「認可保育園、公立と私立は何がどう違う?」で、「保育園を考える親の会」代表の普光院亜紀さんが認可保育所の優れている点を整理してくれましたが、読者の皆さんもやはり認可志望がほとんどだと言えます。

保育所選びで重視する点 ダントツ1位は「家からの距離」

 認可保育所志望の保活中に、最も重視していたものを挙げてください、という質問に対しては、ダントツの1位が「家からの距離」(78.4%)。そして「保育の質」(39.1%)、「延長保育の時間」(26.8%)と続きます。毎朝毎晩通うとなると、やはり家からの近さが最も大切なポイントとなるようです。第2位に「保育の質」がランクインしているあたりには、子どもの安全と成長を願う親の気持ちが表れています。さらに、17時や18時のお迎え時間に間に合わない現実が、「延長保育の時間」の重視に反映されていると思われます。「その他」の自由記述欄には「夫が失業中でも入れるところ」「働くママに優しいところ」といった個別の事情や要望が挙げられていました。