今はない職業を作ることだってできる

 子育てを優先する働き方として、資格を取ってサロンを開いたり、ネットショップなどを立ち上げたりする「ママ起業」も増えています。

 また、子育てをしている中で気づいたことや経験を活かして、新たな職業を作ることもできます。「こんな商品があればいいのに」「こんな働き方ができればいいのに」と思ったことを自分で形にしていくのです。

 一方で、2人目、3人目の出産をいつにするか、という問題もあります。

いつ産むか。2人目、3人目の妊娠出産に戸惑う

 いつかは二人目がほしい、でも……とためらうママたちの声をよく聞きます。踏み切れない原因は、経済的なこともありますが、仕事のタイミングや、1人でも大変なのに2人も育てられるのかという精神的なことも。特に、働くママ、働きたいママにとっては、2人目をいつ産むかというのは悩ましい問題です。

 「せっかく働ける状況が整ったのに、また戦力外になってしまう」「仕事が軌道に乗るまでは、2人目は無理」という気持ちはわかります。働いているママなら、仕事の兼ね合いや、同僚との関係が気になることもあるでしょう。

 しかし、いったんそれらは頭の中から追い出して、「自分は、本当はどうしたいのか」を考えてみましょう。

 子どもが2人になったからといって、大変さが2倍になるわけではありません。最初の1年は自分の体の不調や上の子の赤ちゃん返りなどで、辛いこともあるでしょう。でも、日々の掃除や洗濯の負担はさほど変わらないし、子ども同士が遊んでくれるようにもなり、むしろ家事や仕事がやりやすくなったというママは多いもの。喜びは2倍にも3倍にもなります。

 もちろん、じっくり自分の心と相談して「一人っ子がいい」と決めたのならそれで良し。また、子どもがたくさんいても、イキイキと働いている女性も少なくありません。