“伝えるスキル”で人間力もつける

テアトルアカデミーの浅井武士広報室室長。「芸能界も人間力の場であるので、実社会でプラスアルファに働くことも多いという声も聞く」という
テアトルアカデミーの浅井武士広報室室長。「芸能界も人間力の場であるので、実社会でプラスアルファに働くことも多いという声も聞く」という

「レッスンで磨くのは“伝えるスキル”。なぜ売れるかは再現性のない世界ですが、芸能人の仕事に必要なスキル、ちゃんと相手に伝わる方法で伝えていくノウハウを、どの子にも教えるのがレッスンの目的です」

 このレッスンは「結果として実社会で役立つこともある」という。

「最初は泣いてばかりで集団に入れなかった子が、幼稚園や学校でも自信を持って輪に入れるようになったとか、自分の意見を言ったり自己PRしたりするスキルを伸ばすことにもつながるので、受験の面接に役立ったという声も聞きます。芸能界も人間力の場であるので、実社会でプラスアルファに働くことも多い、という声はいただいています」

 ただし最近の子役ブームで、仕事としての芸能のハードルが高くなったのもまた事実。視聴者の目も肥えて、以前なら4~5歳から求められた芝居の技術を3歳に求めるなど、子役に求められる演技のレベルが跳ね上がったそうだ。

 一方、昔ながらのステージママは減った。

「昔ならお母さんの言うとおりの演技でOKが出たものが、今はなかなか通用しない。親が関与するより、監督の要求に対して自分で考えられる子が求められる時代になっています」