実際に人気タレントを輩出しているスクールって、どんなところ?
「アヤちゃんはヒップホップダンスの大会で入賞したらしいよ」
「隣のクラスのマユちゃんが今度、CMに出るんだって」
都市部に住んでいると、保育園や小学校の同級生にひとりくらい、芸ゴトで注目される子どもがいたりする。ママたちの集まりで、街で見かけた芸能人話に盛り上がったその先に、「そういえばバラ組のリサちゃんが」と、身近な子どもの「すごいねー」話で盛り上がる。適当に相づちを打ちながらも、どんなプロセスでその子にスポットライトが当たるようになったのか、ちょっと知りたい。
人前に出るのが好きで、「バレエを習いたい」と言い出したうちの娘に、ヒップホップダンスやアクト(演技)スクールという選択肢はあるのか?
たしかに最近の芸能系の習い事は、昔に比べて近づきがたい印象が減った。特にダンスは、2008年3月の中学校学習指導要領改訂によって体育授業で必修化されたこともあり(完全実施は2012年度)、かなり身近な習い事になっている。ヒップホップダンス教室が区立体育館で開催されたり、スポーツクラブにコースが新設されたりも増えてきた。EXILEやE-girlsに憧れるだけでなく、彼らを具体的な目標に置いてレッスンに励む子どもたちが増えるのも自然な流れだろう。
人気タレントを輩出しているスクールで、日々おこなわれているキッズ向けレッスンへ実際に通っている、お母さん方や子どもたちの生の声を聞いてみると――。