子どもにあれをしなさい、これをしなさいと言う前に…

 こんにちは、チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。みなさんは毎日家事をしていて、苦手なものはありますか? 掃除、洗濯、お皿洗い、料理……。すべて大好き!という方はあまりいないかもしれませんね。私は料理が好きですが、洗濯は苦手です。しかも、畳んだものをしまうことだけが、苦手です。忙しい時は、それぞれの場所にしまいに行くことが億劫になってしまいます。とても些細なことですが、こんなところに自分らしさが出ていると思います。

子どもに目を向ける前に、まずは自分と向き合ってみて
子どもに目を向ける前に、まずは自分と向き合ってみて

 でも、私は適度にこの任務を手放しているので、できない自分にあんまり会うことはありません(笑)。できないことに心を悩ますよりも、笑って済ませた方が心が元気でいられるんですよね。部屋が散らかっていても、「今日は何人の泥棒が入ったかな?」なんて、笑ってしまうようにしています。

 「できないことをどう処理するか」というルールを自分の中で作れることが、大人にとっての“自律”です。

 「帰り道にお店へ立ち寄ると、必ず買ってしまう」という習慣を直したかったら、「ああ、今日も買ってしまった」という自己嫌悪に陥る前に、「その道を通らないルール」「立ち寄らない曜日」などを自分の中で決める。

 ここに、「自律ルール」を整えるヒントが隠れています。子どもに「あれをしなさい」「これをしなさい」と言う前に、大人たちがちゃんと「自己管理」できているかどうか、見直してみましょう。今日はそんな、「自律」がテーマです。

共働き家族に必要なのは手放す力。何も手放さないと、親自身が窮屈に

 「自律」とは、「我慢するのではなく、自分の気持ちの良い状態を手に入れるためのルール」だと、子育て学協会では考えています。

 そして、気持ちの良いことを大切にするために必要なのは、「手放すことを決めること」。

 大人が無理に我慢していたり、何も手放せずにいると、子どもにも「あれもしなさい、これもしなさい、こうしなさい、ああしなさい」と言ってしまします。そして、言っている自分自身が窮屈になっているかもしれません。

次ページから読める内容

  • ママは食事にこだわるのにパパがジャンクフードを…夫婦のズレを見直して
  • 子育てや他人付き合いの中で効果がある親自身のルール作り

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