自分のスキンケアは「これさえやればなんとかなる」優先で

──子どもが生まれて生活のリズムは変わりましたか?

 変わりましたね。子どもを産んでから本当に時間がなくなりました。だから、仕事や家事の手順をひとつひとつ見直したんです。その結果、かえって効率が良くなりました。

 子どもが起きているうちに自由に使える時間が限定されるので、子どもを寝かしつけた8時以降に、原稿を書いたりメールをチェックしたりと仕事をするようになりました。子どもを産む前はテレビを観たり雑誌をめくったりしていた時間帯なんですが。

──友利さんは皮膚科医ですが、ご自身のスキンケアも出産後に変わったそうですね。

 とにかく時間がないので、以前のようにすべてをすることはできない。そこで「これさえやればなんとかなる」「これはやらない」という取捨選択をしました。

 スキンケアに関しては、気を付けなければいけないのは「日焼け」「乾燥」「摩擦」の3つ。時間が無いから、その対策だけやっていればいいと考えたんです。

──具体的には?

 「乾燥」に関しては自分自身と息子のために加湿器を積極的に使い、窓には「日焼け」防止のために紫外線対策のフィルムを貼りました。

 室内でも意外に日に焼けるんですよ。そこで、朝起きたら、洗顔前でもとりあえず日焼け止めを塗っています。そこから子どもの世話を始めます。

 夜中は授乳で頻繁に起こされるので、枕元にクリームを置いておき、起きるたびに塗って保湿するようにしています。摩擦に関してはお風呂で肌をゴシゴシ強くこすらないで、せっけんを泡立ててから優しく洗う。あれもこれもやろうとしても無理なので、その3つだけは守る、最低限できることをやっている毎日ですね。