食卓に落書きした娘に「そうだよね。クレヨン好きだもんね」と言ったら…

画像はイメージです
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 娘があるとき、家でお絵描きをしていて食卓にクレヨンで落書きをしてしまいました。最初はいつも通り「ごめんなさいは!?」という一言を強要してしまったんですが、「やだ~」と大泣きで猛反発されました。

 そのときは珍しく、たまたまこちらの気持ちに余裕があったので、CSP講座で教わった通り「分かった、分かった。クレヨン好きだもんね。テーブルにクレヨンで絵を描いてみたかったの?」と聞いてみたところ、子どもが泣きやんで「うん」と返事をしてくれました。「あっ、会話が通じた」と驚きましたね。

 今までは、やっぱり親としても引いちゃいけないところもあると思ってしまい、大泣きしていても無理やり謝らせていました。それで、子どもを寝かせた後、「あ~、さっきの言い方はまずかったな~」と自己嫌悪に。「明日からはあんな叱り方は絶対しないぞ」と心に誓うという日々でした。親のほうはしつけたつもりでも、実際は子どもの側には何も身に付けられていないので、また次の日に「コラ~!」と叱りつけてしまうことに。 

 それなのに、前述の通り、CSPの手法を使ってみたところ、叱ってはいるんですが、初めてコミュニケーションが成立している感じがしたんです。

私 「パパはクレヨンを使うなら、紙に描いてほしいんだよね。紙ってどれだっけ?」
娘 「コレ」
私 「そう。じゃ、次からクレヨン使うとき、どこに描くの?」
娘 「紙」
私 「そうだよ、できるじゃん」

 こんなふうに、すごく丸く収まった感じがしました。