メリット1 寝かしつけの「モチベーション」がアップする

 ASTの最大のメリットは、何といってもこの寝かしつけの「モチベーション」がアップすることです。わが子がなかなか寝ないときには、永遠に続くかのような錯覚に陥る寝かしつけですが、その後に楽しい時間が待っていると思えたら、夫婦でちょっと頑張れると思いませんか(私だけかもしれませんが……)。

 わが家ではASTに夫婦のミーティング(詳しくは後述)という楽しみがあると思えるようになって以来、寝かしつけは苦にならなくなりました。理由としては、子どもがいると慌ただしくてできない話も、「ASTで話し合えばいい」と考えられるようになったからです。大切なことは、パパとママが心にゆとりを持つことだと今なら自信を持って断言できます。

メリット2 夫婦だけで「ゆっくり」話せる

 日中は、どうしても子どものことが優先になります。だからこそ、子どもが眠っているときくらいは、ゆっくりと夫婦で話す時間を持っておきたいというのが私の考えです。この時間が無いまま過ごしてしまうと、パパ・ママという役割を果たすことに精いっぱいになり、お互いを男女として意識する感覚を忘れてしまうことにもなりかねません。

 夫婦の会話については、次の機会に詳しく述べますが、そのような夫婦二人の時間を持つこと自体の意味がとても大きいのです。なぜなら、二人きりの時間を設けることで、言葉だけではなく態度や姿勢で「あなたを大切に思っている」ということをパートナーに示すことができるからです。

 わが家の場合、子どもが眠った後に「ミーティング」と題して、お互いが話したいことをゆっくり話します。場合によっては、お茶やお酒、そして軽食を取りながら夫婦の時間を楽しんでいます。話題は多岐にわたり、子どものことやご近所付き合いのこと、最近読んだ本やお勧め情報、お互いの両親のこと、夢や将来のことなどをじっくり話します。

 実は、私の本の企画や講演アイデアについても、この時間にあれこれアドバイスをしてもらっていることが少なくありません。

 子どもがいなければ、このような夫婦のコミュニケーションタイムは取りやすいでしょう。しかし、子どもがいるからといって、夫婦がお互いを大切にしないのは本末転倒のような気がします。だからこそ、このASTを上手に使って、夫婦仲をより良いものにするのが働くパパの役目だとも思っています。

 さらに、このコミュニケーションタイムをママに対する感謝の気持ちを伝える時間にすると、より夫婦関係がうまくいきます。日々、家族のために頑張ってくれているママに、「いつもありがとう」の一言でもいいのです。感謝の気持ちを伝えるようにしていきましょう。