メリット1 「前業」との相乗効果がある

 夫婦で、子どもが目覚める前に起きるようにすると、自然と早起きになります。その分、朝食の準備や身支度の時間が早まるので、それだけ心の余裕ができます。そのような状態で、これから始まる一日のことやこれからの予定、子どものことについて話すのは、夫婦にとって貴重なコミュニケーションタイムです。

 また、自然と出勤も早くなるので、以前の記事「ノー残業への近道『仕事の時間割』を作る」で触れた前業にもシフトしやすくなります。

 育児・家事に時間がかかるのはどこの家庭も一緒です。であるならば、子どもの活動時間との時差をつくることによってコミュニケーションタイムを生み出すのが良いアイデアではないでしょうか。

メリット2 さえた「スッキリ頭」で話せる

 2つ目のメリットとして、朝は睡眠によって脳内の情報が整理されているため、比較的スッキリとした頭で話すことができます。仕事や育児で疲れ切った夜に夫婦で話しても解決できなかったことが、朝に話すとすんなりと解決することもあります。このメリットを夫婦のコミュケーションに生かさないのはもったいないですね。

 このテクニックは仕事にも生かせます。残業続きでいいアイデアが出ないのであれば、思い切って早朝にミーティングを持ってみる。やってみる価値はあると思いますよ。

メリット3 「タイムリミット」があるため、ダラダラ話にならない

 3つ目のメリットとして、朝のコミュニケーションにはタイムリミットがあることが挙げられます。出勤時間や子どもの起床時間が主なタイムリミットです。これを前向きに捉えると、定められた時間内に上手にコミュニケーションを取る工夫をするようになります。

 例えば、わが家の場合で言えば、子どもより先に夫婦で朝食を取りながら話す、前夜のうちに話したいことをピックアップしておくなどの工夫をしています。

 ただし、話し合うのにあまりにも時間がかかる話題は、このBWTには向きません。なぜなら、話しているうちに出勤時間になったり、子どもが起きてしまったりしたら、話が中途半端になってしまうからです。話題を選びつつ、BWTを活用していきましょう。

 朝の時間の使い方の応用編として、休日の朝はママに外で一人の時間を満喫してもらい、たまにはパパだけで子どもの面倒を見るというのも有効です。日ごろ忙しいママに「ひとり時間」というプチプレゼントを渡すことで、自分を見つめ直せたママはご機嫌になること間違いなしです。

 あくまで、お互いが無理のない範囲で、朝・夜の時間を活用することはデュアラー夫婦にとって必須項目と言えるかもしれません。

「AST(子どもが眠った後の時間)」を活用しよう

 続いては、「アフター・スリーピング・タイム(After Sleeping Time)」、略してASTです。もうお分かりかと思いますが、これは子どもが眠った後の時間を夫婦のコミュニケーションタイムに充てるということです。BWTに比べ、早起きをする必要も無いので、実践しやすいのが特徴です。

 ASTの主なメリットを3つ紹介します。