京都市動物園のゴリラを見るべき理由とは……
京都市動物園のゴリラを見るべき理由とは……

 今も昔も、動物園は子どもも大人も喜ぶおでかけスポットの一つです。ですが身近にあり過ぎて、「どんな動物園も一緒でしょ」など、おでかけ場所としての魅力が薄れていることはないでしょうか。

 そこで全国の動物園を取材してきた専門家、動物園ライターの森由民さんに、「関東&関西を中心に、マニアックかもしれないが、親子で行くと驚くこと間違いない動物園や見どころ」を、ランキング形式で10個選んでもらいました。題して「驚ける動物園」ランキング! これで動物園の楽しみ方が変わります。

「動物園は真っ昼間より、午前中か閉園間近が楽しい」

 パンダやコアラ、かっこいいライオンやトラ、大きなゾウやキリン、ふだんは本やテレビでしか見られない動物の生の姿に子ども達は興味津々。ですが、せっかく見に行ったのに、動物がずっと寝ていたり、全く動いてくれないと面白くありません。反対にエサを食べたり、毛繕いをしたり、動物同士が遊んでいたり、動く姿が見られるとラッキー。子ども達の目はくぎ付けになります。

全国100以上の動物園を訪れている専門家、動物園ライターの森由民さん
全国100以上の動物園を訪れている専門家、動物園ライターの森由民さん

 森さんは「動物園は開園直後か閉園間際が狙い目」と話します。「朝夕は活発な姿を見られる可能性が高いんです。例えば朝は食事をしているところが見られますし、自分の行動圏を持っている動物は自分のエリアを1周します。薄暮型(朝夕の薄暗い時期に活動)や夜行性の動物の場合は、夕刻に活動が活発化します。動物園の動物は規則正しい生活を送っているので、エサやりの時間などタイムスケジュールをチェックしておくといいでしょう」(森さん)。

 一方、昼の時間帯は休息している動物が多いので、半日コースなら昼間だけ見るのは損。朝から行って昼過ぎまで見物するか、午後から閉園まで見るか、朝夕のどちらかを入れておきたいものです。ちなみに動物園で1日過ごす森さんも、昼間は動物と同じくゆっくり休憩して、後半戦に備えるそうです。

「全部見ようとしないこと」が観察のコツ

 また動物園ではあれも見たいこれも見たいと欲張って、動物の前を通り過ぎるだけになっていませんか。たくさん見ようとすると慌ただしいだけなので、数より質で勝負。時間をかけて観察すると、これまで気づかなかった動物の特性を知ることができたり、展示の工夫に気づいたり、新たな発見があります。

動物園に行ったら、全部見ようとしないこと。今日は何を見るか、事前に絞り込んでおくといいでしょう。好きな動物がいるのなら、その動物を目当てに色々な動物園に行くのも楽しいですよ」と森さん。

 そんな森さんが注目している“次にヒットしそうな動物”は、ジャコウネコ科で太くて長い尾でバランスを取る、巨大な猫のような「ビントロング」。「九州の動物園で繁殖実績が高く、以前は名古屋以西の動物園にしかいませんでしたが、関東圏でも那須どうぶつ王国や市原ぞうの国でも見られるようになりました」。レッサーパンダファン、ハシビロコウファン、キリンファン、ゾウファンなど、特定の動物に会うために各地の動物園を回るコアなファンもいるそうです。旅行のついでに遠方の動物園まで足を延ばしてみるのも楽しいでしょう。

ジャコウネコ科の「ビントロング」
ジャコウネコ科の「ビントロング」

 それでは今回の前編記事では、6〜10位までの動物園とそのコーナーを解説。1〜5位は明日公開の後編記事で紹介します。

次ページから読める内容

  • 散歩しやすい「井の頭自然文化園 動物園」(東京・武蔵野)が10位
  • 群れが見られる「京都市動物園のゴリラのおうち」(京都)が9位
  • 8位は猫の本性がわかる「那須どうぶつ王国のアニマルショー」(栃木・那須)
  • 広すぎて回りきれない「よこはま動物園ズーラシア」(横浜市)が7位
  • 6位はロープウェーに乗る「姫路セントラルパークのスカイサファリ」(兵庫・姫路)

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