危険運転のポイントを地図と動画でチェック
診断結果の画面で「走行ルート」をタップすると、スマートフォンのGPS機能によって記録された走行ルートが地図上に青い線で表示されます。地図はピンチ操作で表示を拡大・縮小したり、ドラッグして移動させたりできます。
地図上にある赤や黄色の「!」マークは、危険な運転をしたとアプリによって判断された地点です。急加速や急ブレーキ、急ハンドルなどが該当します。色の違いは危険の度合いを示していて、赤いほうがより危険な運転だったことを意味します。心当たりのある場所もありますが、「えっ、あの場所で?」と首をかしげてしまう場所にもマークが付いていました。
ドライブレコーダーを「あり」で診断していた場合、「!」マークをタップして動画を再生することが可能です。画像で再生している地点は、上り坂かつカーブがきつくて道幅も狭い場所。加速しながら曲がりがちなので、もっと気を付けないといけない……。こんなふうに、映像付きだと自分の運転を振り返りやすくなります。
自動車学校を卒業してしまえば、自分の運転が客観的に評価される機会はほとんどありません。ひとたびハンドルを握れば、大切な家族の命だけでなく、行き交う車のドライバーや歩行者の命も握ることになります。楽しいドライブの季節が始まる前に、いま一度、自分の運転をチェックしてみてはいかがでしょうか。
(文・写真/松村武宏)