家電コーディネーターの戸井田園子さんによれば「家事は2種類に分けられる」そうです。1つは汚れたものをきれいな状態に戻す「リセット家事」。掃除、洗濯、食器洗いなどが含まれます。もう1つはゼロのものを積み上げていく「プラス家事」。料理や子育てなど、個人の持つスキルや性格などによって仕上がりが変化するプラス家事と違い、リセット家事は誰が行ってもたいてい仕上がりは同じになるものだけに、「家電製品やサービスなどを上手に利用したい」と戸井田さんはアドバイスします(「家事ストレスを減らす鍵は“家事の仕分け”にあった」参照)。
リセット家事をアウトソーシングする場合、真っ先にイメージされるものの1つがロボット掃除機。ただ全自動洗濯機や食洗機に比べると、まだ使ったことがない人も多い家電だけに、「実際のところ、どれほど負担が減るものなのか」と思っている人も多いのではないでしょうか。
そこで、実際にDUAL世帯にロボット掃除機を体験してもらい、その感想を聞きます。
前回、2歳のお子さんがいるご家庭の体験記を紹介しました(「初めてのロボット掃除機。拭ったのは埃と罪悪感」参照)。今回は、子どもの年齢が異なる3世帯の体験レポートを紹介します。ちなみに、ロボット掃除機の使用は、みなさん今回が初めてです。
まずはじめにお話を伺ったのは、2歳と5歳のお子さんのいる斉藤さんです。