自分でできることにお金を払うのは……
子どもが生まれて5カ月。現在、育児奮闘中のライターです。
慣れない育児に必死で楽しい毎日を送っていますが、授乳、おむつ替え、抱っこ。この3つでお手玉をしているような繰り返しに、気づけば日が暮れていた! なんてことはしょっちゅう。そんな私に重くのしかかるもの…それは、日々の家事です。
夫婦でフルに働いていた出産前までは、家事は当然2人の仕事でした。「そのとき忙しくないほうがやる」という曖昧なルールの下、どうにか回っていました。いや、快適に暮らせていたのかどうかは怪しいところで、ためた洗濯と掃除は休日に、食事はほぼ外食といった具合でした。つまりはですね、私は家事という家事をまともにしていなかったわけです。
今も家事は夫婦で、という認識は変わらないものの、出産を機に家に居る時間が長くなって、これまでは気にならなかった(見ないようにしていた?)いろんな汚れや散らかりに気づくようになりました。気づいてしまうと目はつぶれないぐらいのきちょうめんさは持ち合わせていまして。だけど赤ちゃんのお世話で手が回らない、夫の丁寧とは言えないやり方に納得していない…。ちょっとずつイライラがたまっていっておりました。
そんなとき、体験してみないかとDUAL編集部の担当者から勧められたのが、「家事代行サービス」。
その存在を知るものの、利用しようと考えたことすらありませんでした。「自分でできるものにお金を払うのはもったいないでしょ(安くない値段だし!)」と思ってしまって。他人が家に入ることへの抵抗もあるし、本来は自分達でやるべきものをアウトソースするうしろめたさのようなものもあって。
そんな敷居の高さがどう解消されるのか、されないのかも含めて、体験してみることにしました。
利用したのは、お掃除サービス大手・ダスキンのもの。産前産後の女性向けに、家事や掃除のサポートをしてくれる「ビギナーママ応援プラン(家事おてつだいサービス)」という、わが家にぴったりのサービスがありました。掃除、洗濯、食器洗い、布団干し、アイロンがけ、ゴミ出し、花の水やりなどなど、家事全般を代わりにやってくれます。赤ちゃんの衣類の洗濯や、おむつやミルクの買い物などをお願いするのももちろんOK。1回2時間の時間制で、ダスキンのスタッフ1人(毎回決まった人)が自宅に来てくれます。
料金は1回8640円。基本的には、週1回とか、月2回とか定期利用が条件です。今回は取材ということで、特別に、週1回を続けて3回来てもらうことにしました。「3回だけ」というのは通常に無いコースなのですが、そこ以外のサービスは、実際のサービスと全く同じ。効果のほどはいかに。