店頭で相談後、自宅へ見積もりへ

 ビックロ5階まとめ買いカウンター専門相談員アドバイザーの石井孝之さんに、実際の購入の段取りについて尋ねたところ、「まずは店に来て、担当に相談してください。その後、見積もりを取りにお宅に伺うことになります」とのこと。というのも、実際にキッチンを見て食洗機を入れる場所のサイズを測ったり、給水・排水状況を確認したりする必要があるため。その状況によって、工事費の額が、かなり違ってくるそうです。

 ビックロでは、既にビルトインタイプの食洗機が入っているキッチンに取り付ける場合、標準工事費は30,000円前後。標準工事で収まる場合は、これに製品価格を足せば、ビルトインタイプの食洗機を購入する価格になります。

 例えば、6人分の食器が洗えるパナソニックの引き出し式食洗機「NP-45MC6T」の場合、ビックロでの販売価格は145,800円(2014年11月12日現在)。そこに、標準工事費30,000円を追加すると、175,800円になります(送料、出張費別)。

 ただし、下見の状況によってこの工事費に追加料金が発生する場合があります。現在ビルトインタイプを使っていなければ、様々な工事が必要になり、例えば給湯栓の分岐工事が必要であれば5,250円以上(分岐水栓、部材代別)、排水分岐工事が必要であれば10,500円以上(配管部材、部品代別)、キャビネットの撤去や処分には、それぞれ3,150円の追加料金が発生します。これをすべて最低料金で追加すると、197,850円になります。

実際にミーレに下見を依頼。時間は1時間もかからず

 ドイツの家電メーカー「ミーレ」でも、無料下見を受け付けています。そこで、今度は、現在使用しているキッチンの下見を依頼し工事費を見積もってもらうことにしました。

これが、現在使用しているキッチン。築14年のマンションで、システムキッチンが入っている
これが、現在使用しているキッチン。築14年のマンションで、システムキッチンが入っている

これまでは、卓上タイプの食洗機を使っていたが、見た目が悪いのと、洗っているときの音が気になり、乗り換えを検討中
これまでは、卓上タイプの食洗機を使っていたが、見た目が悪いのと、洗っているときの音が気になり、乗り換えを検討中

 約束の時間に見積もり担当の方が来て、早速キッチンの下見が始まりました。まずは、キャビネットの中をのぞき込み、水栓の位置やサイズなどをチェックします。このとき、奥まで見る必要があるため、あらかじめキャビネットの中にあるものを出しておくとスムーズに進められるとのことです。

まずは、シンク下のキャビネットをチェック
まずは、シンク下のキャビネットをチェック

キャビネットの奥にある水栓の位置を確認しているところ
キャビネットの奥にある水栓の位置を確認しているところ

 キッチンのキャビネット内を確認し終わったら、次は電源を確認します。実はここが大きなポイントで、ミーレの食洗機を入れるには200Vの電圧が必要で、そうでない場合は、工事費にかなり影響してしまうとのこと。残念ながらわが家は工事が必要でした。ただし、最近のマンションは、ほとんど200Vが付いているそうです。

電源をチェック。古いマンションだと、200Vが入っていないこともある
電源をチェック。古いマンションだと、200Vが入っていないこともある

チェックが終わったら、パソコンで見積もりを作成。この結果は、後日メールで送られてくる
チェックが終わったら、パソコンで見積もりを作成。この結果は、後日メールで送られてくる

 下見は、以上で終わりです。始まりから終わりまで、1時間もかかりませんでした。