適切な強さのステロイド外用薬を、適切な量塗れば1週間でツルツル肌に
ステロイド外用薬は下の表のように、強さによって5段階に分類されています。適切な強さのステロイド外用薬を、適切な量塗れば、子どもなら数日から1週間で皮膚を完全につるつるの状態にもっていくことができます。
改善しない場合は、ステロイド外用薬の強さが適切でないか、とびひや真菌など、何らかの感染症が起きている可能性があるので、医師に相談しましょう。
子どもの場合、顔にはⅣ群、体にはⅢ群が処方されることが多いです。
赤みが引いて皮膚がきれいになってからが治療のスタート
ステロイド外用薬は、長期で使うと皮膚が薄くなるという副作用があります。しかし、適切に使えば副作用を出さず、アトピー性皮膚炎を治療することができます。外用薬治療は次の図解のように、「寛解・導入療法」「寛解・維持療法」の2つに分かれます。
次ページから読める内容
- 完治の近道は赤みが引いた後のケア
- 冬もできれば朝シャワーを。朝のスキンケアを頑張れば親子のストレスは減る
- 加湿器はカビの原因になるので避けて。布団は防ダニ対策を
- アトピー性皮膚炎の子を持つ親の入園・入学前の心構え
- 慌ただしい生活の中でスキンケアは夫婦で分担して取り組んで