三井物産ロジスティクス・パートナーズの川島高之社長による働き方革命をリポートした前編(「仕事一色だった部下達を2年半で変えた本気イクボス」)に続いて、後編では川島氏のインタビューをお届けします。仕事で結果を出しながらも、イクメンとしてライフ面を充実させてきた自身の経験に裏打ちされる仕事術、そして社員達のワークライフバランスの充実が会社の利益につながるという持論について伺いました。

まるで鋭利な刃物のように無駄なものを排除していく

日経DUAL編集部(以下、DUAL) 常に結果を出し続けなければいけないお忙しい身でありながら、何も無いときは19時前に退社していらっしゃるそうですが、ズバリ、どうやったらそのようなことが可能なのでしょうか。

川島社長(以下、川島) 自分で締め切りをつくり、厳守するようにしています。働く時間は18時まで、仕事に関しては土日は無し、と線引きをしておけば、そこがデッドラインなので、集中してやるしかない。迷っている時間など許されない限られたなかで仕事をし続けていると、徐々に物事のエッセンシャルな部分のみが見えてくるようになります

 子どもがまだ小さかったころは、仕事で周りの人の1.5倍の結果を出すように心がけていました。みんなと同じ成果しか出せないなら、早く帰る時点で不利になってしまう。定時勤務を守りながらも、より大きな成果を出す。今、子育て中の社員を見ていると、同じような感覚で頑張っているなと思いますよ。

DUAL 時間が来たら、いや応なしに子どもを迎えに行かなくてはいけないですからね。

川島 子育て中社員の仕事のクオリティーは非常に高いです。周りに迷惑を掛けたくないと思うと決断が早くなるし、鋭利な刃物のように研ぎ澄まされた感覚で無駄なものをどんどん排除していけるからです。遅い時間まで仕事をしている人と同じくらい、もしくはそれ以上の成果を出していると思いますよ。

三井物産ロジスティクス・パートナーズの川島社長
三井物産ロジスティクス・パートナーズの川島社長

次ページから読める内容

  • 大事な休暇なら、優先順位は仕事よりも休暇
  • リーダーの役割は各人材の力量を見極め、最後は「代打オレ」
  • 企業のトップからの講演依頼が増えてきた
  • アメリカのイクボスは週1回18時30分から野球チームのコーチ

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