吸気口はコップ洗い用のスポンジが効果的

 壁についている換気用の吸気口も、汚れの溜まりやすい場所だ。ここは表面のフィルターを外すと筒状(塩ビ配管内部に雨水を止める板が付いている)になっているので、筒状の内部を中性洗剤で掃除する。「コップ洗い用の柄のついたスポンジに、2倍に薄めた中性洗剤を付けてこすると効果的」(河治さん)という。

吸気口のまわりの壁紙(ビニールクロス)も汚れやすい部分。ここにいきなり洗剤をかけるのはNG。まずはハタキなどで表面のホコリを払い落とそう。「ホコリを落とさないと、壁紙(ビニールクロス)のすき間に汚れが入り込んでしまうのです」(河治さん)

左が河治正夫さん。右は三井不動産レジデンシャル・千葉品質管理室 レジデンシャル・カスタマーセンター長の竹内靖さん。居住者の満足度を高めるには掃除もふくめた品質管理が重要だ
左が河治正夫さん。右は三井不動産レジデンシャル・千葉品質管理室 レジデンシャル・カスタマーセンター長の竹内靖さん。居住者の満足度を高めるには掃除もふくめた品質管理が重要だ

 ここで登場するのが『3M スプレー クリーナー30(サーティー)』(スリーエム)という製品だ。スプレー状のクリーナーを汚れに吹きかけ、雑巾などで拭き取ればよい。その際、「あまり力を入れ過ぎるとビニールクロスが傷み、剥れの原因となるので注意してください」(河治さん)とのことだ。

「3M スプレー クリーナー30(サーティー)」は330mlで1749円(税別)。アマゾンでも購入できる
「3M スプレー クリーナー30(サーティー)」は330mlで1749円(税別)。アマゾンでも購入できる

左が清掃前、右が清掃後。編集部員の自宅でチャンレンジしてみた。既に汚れがクロスの隙間に入っている状態でまっ白というわけにはいかなかったが、汚れが目立たない程度にきれいになった
左が清掃前、右が清掃後。編集部員の自宅でチャンレンジしてみた。既に汚れがクロスの隙間に入っている状態でまっ白というわけにはいかなかったが、汚れが目立たない程度にきれいになった