日本マイクロソフトの新しい働き方への取り組みをリポートした「日本マイクロソフトの挑戦(前編)テレワークは文化」では、東日本大震災をきっかけに日本マイクロソフトでテレワークが浸透していった経緯を見ていきました。続く後編では、人事評価制度も含めた同社のフレキシブルな労働環境について、テレワークマネジメント社の代表で、テレワーク推進の第一人者である田澤由利さんがお伝えします。

使うツールも、働く環境も、評価方法も全社員が「同じ」

 日本マイクロソフトが推進しているテレワークの取り組みの概要は前編でお伝えした通りだ。

 そこには、特筆すべき重要なポイントがある。それは、テレワークをしていてもしていなくても、働く時間や場所に制約があったとしても、日本マイクロソフトでは社員全員が同じツールやシステムを使い、どんな状況でもどんな場所でも同じように柔軟に働き、同じように評価される環境が整っていることである。

 この「同じ」が重要なポイントとなる。

 まず、同社では、基本的に社員はコミュニケーションツール「Lync」を使用して動静確認や業務に必要なやり取りを行っている。テレワーク中であっても出社しているときでも、全員が同じようにスケジュールを入力する。これに連動して、Lyncのステータスが「会議中」「電話中」などに変わる。

 テレワークだとサボるのではないかという管理職の不安がよくあるが、これに対して、「Lyncですべてが分かるので、お互い安心して働くことができています。また、業務開始時と終了時に上司やチームメンバーへメールを出すなど、各チームでそれぞれルールを決めて運用しています」(社長室コーポレートコミュニケーション部の岡部一志部長)という。


フレキシブルな働き方を進める日本マイクロソフト。社内には周囲を気にせずに仕事や電話ができる個室もある

次ページから読める内容

  • 日本マイクロソフトにおけるテレワークの2つの流れ
  • 重要なのは社員全員が必要性を感じ、変わろうとすること

続きは日経DUAL登録会員(無料)
もしくは有料会員の方がご利用いただけます。

日経DUAL会員とは?
登録会員(無料)になると以下のサービスを利用できます。
  • 登録会員限定記事
    子育て、キャリア、夫婦の連携、家計管理など、共働き家庭のニーズに応える登録会員限定記事をお読みいただけます。
  • 日経DUALメール
    日経DUALの最新記事やイベント開催情報などをお知らせするメールマガジン「日経DUALメール」をご購読いただけます。
  • 子どもの年齢別メール
    子どもの年齢別メール(未就学児、低学年、高学年)を配信します。子どもの年齢に合った新着記事やおすすめ記事をお届けします。
  • MY DUAL
    サイトトップページの「MY DUAL」の欄に、子どもの年齢に合った新着記事が表示され、最新の子育て・教育情報が格段に読みやすくなります。
  • 日経DUALフォーラム
    オンライン会議室「日経DUALフォーラム」にコメントを書き込めます。日経DUALの記事や子育て世代に関心の高いテーマについて、読者同士や編集部と意見交換できます。
  • 記事クリップ、連載フォロー
    お気に入りの記事をクリップしたり、連載をフォローしたりできます。日経DUALがさらに使いやすくなります。