抜きんでた活躍をしている女性を表彰する第1回「浜銀総研ビジネスウーマン・アワード」。選考の対象となったのは事業活動の主要拠点を神奈川県に置く中小企業、もしくは企業グループ、NPO法人、社会福祉法人などの女性経営者や役員だ。
授賞式では最終審査に残った7名のファイナリストの名前が読み上げられ、拍手を受けて一人ずつ壇上に。観客席にはメディア関係者の姿も見られ、注目の高さを示した。
功績を上げた7名の女性がファイナリストに
ファイナリストの1人目、伊佐地陽子さんは日比野設計の上席執行役員。保育園や幼稚園の幼児施設、高齢者や障がい者福祉施設の設計監理を手掛ける。女性建築士の多い同社で、長年女性リーダーとしても力を発揮してきた。
日経DUALの連載「ほんとうは楽しい仕事&子育て両立ガイド」でおなじみの小栗ショウコさんは、認定NPO法人あっとほーむの代表理事。1998年から保育園へのお迎え付き夜間保育を開始し、保育分野で女性のサポートを続けてきた。
「海を通して子ども達の夢と未来を育んでいきたい」と話す島田絵梨さんは、プレジャーボートやエンジンの販売会社ロッキーマリンの取締役。女性と子どもの釣り体験プログラムを運営するなど、海を愛する人達にサービスを提供している。
ダンウェイ代表取締役の高橋陽子さんは、障がい者の就労支援事業や教育事業などに従事。会社の設立からわずか4年ながら、約60名の障がい者雇用を実現し、雇用後の定着率も90%と確かな実績を上げている。
KINCARN代表取締役で、日本語と英語で教育を行う国際幼児園のKINCARN INTERNATIONAL SCHOOL園長である瀧澤昌子さんは、グローバルな人材の育成に努める。瀧澤さんが考えるグローバルな人材とは、「ただ外国語が得意なだけではなく、他国の多様な文化や習慣を理解し、共生できる人材」。幼児園は9カ国の先生達が教育を担う。
松村利香さんは、高齢者デイサービスの運営会社シルバーメディカルサービスの取締役。4人の子育てを終えたあと、2004年から一従業員として入社し、入社後10年で首都圏に13事業所を持つ通所介護事業の経営を実質的に担ってきた。
毛利宏乃さんは、日本で唯一のポルトガルワインと食の専門ネットショップ「メルカード・ポルトガル」を2001年から運営。オリーブオイル、塩、はちみつ、ワインなど質の高い食品を現地で買い付け、生産者より直輸入している。