玩具全体の売り上げを支えた「妖怪ウォッチ」と「アナと雪の女王」
ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパンは先日、全国の家電量販店やショッピングセンターにおける2014年4月から9月(2014年度上半期)の玩具販売動向を発表しました。
玩具全体の売上額は、前年度同期比で107%と増加しています。中でも市場を牽引したのは『妖怪ウォッチ』と『アナと雪の女王』の2強です。
日経トレンディの「2014年ヒット商品ベスト30」で1位と2位、日経エンタテインメント!の「2014ヒット番付」でも東西の横綱に選ばれた2作品ですが、玩具の販売データを見ても、『妖怪ウォッチ』と『アナ雪』に牽引された分野は大きく伸びています。
「男児玩具」は『妖怪ウォッチ』の主人公が持つアイテムを模した玩具が好調で、前年度同期比は129%。「ぬいぐるみ」も両作品に登場するキャラクターの製品がよく売れて、125%に達しています。
その一方で、両作品の恩恵を受けられずに売上が下がった分類も。「女児玩具」では『アナと雪の女王』の関連商品を含む「女児キャラクター」や、アナやエルサになりきれるタカラトミーの『おしゃれドレス』シリーズを含む「ライフファッション」が好調だったものの、その他の売上が伸びず、分類全体としては前年度同期比90%と振るいませんでした。
また、「ゲーム」の売上については、『妖怪ウォッチ』のゲームソフト第2弾の発売が7月と遅かったことに加え、昨年好調だった大人向け・全年齢向けタイトルが振るわず、前年度同期比88%と落ち込みが目立ちます。