キレイにしたい場所はレンジフード・換気扇に集中

 大掃除でキレイにしたい場所のトップは「レンジフード・換気扇」だった(21.2%)。これに「窓・網戸」の17.0%、「キッチン」の14.2%が続く。

 レンジフード・換気扇をキレイにしたい理由を尋ねると、最も多かった答えが「普段は掃除しない場所だから」(48%)「普段の掃除では落とせない汚れがあるから」が25%、「過去の大掃除で落とせない汚れがあったから」が13%だった。多くの人にとって、レンジフード・換気扇が掃除の難関であり、大掃除の機会に集中して汚れを落とそうと考えている様子がうかがえる

 大掃除を上手にすませる秘訣は何だろう? 橋本さんに聞いてみると、「掃除をする範囲はあまり広げず、場所を絞ること」とのこと。重点的に掃除をしたい場所を明確にして、掃除の段取りを考えておく。段取りに合わせて洗剤や掃除用具を準備しておけば、当日になって焦ることもない。

 ダスキンのアンケート結果をみると、大掃除で妻が夫に対して感じる不満で最も多いのが「非協力的な態度」だそうだ。「大切なのは協力する姿勢。掃除の手伝いを求められたら、積極的なところを見せるのが大切」。掃除の腕前はあまり問題ではないという。ぜひ覚えておこう。

「仕事納めギリギリまでお仕事を頑張った人は、休みに入ってすぐに掃除に取りかかれなくても無理はありません」と橋本さん。「場所を絞り、お互いにしっかり協力すれば決めれば、これからの大掃除でも十分に間に合うと思います」とエールを送る。

(文/松村武宏)