子どもがやる気を失う「勇気くじき」
子どものやる気をそいでしまうのが、ダメ出し、批判、いやみを言う、感情的に怒るなど、子どもがやる気をなくす言葉がけです。これを「勇気くじき」といいます。
「勇気くじき」には、以下のようなものがあります。
●子どもに罰を与える(恐怖で動機づける)
「テストの点が悪いから、ゲームの時間はなしよ!」
●子どもを感情的に怒る(怒鳴る)
「こら! 片づけなさいって言ったでしょ! なんでできないの?」
●子どもの課題に口を出す(過干渉)
「(子どもが宿題をしているとき)ここ違うでしょ。ちょっと貸しなさい(と、消しゴムで消す)」
●子どもの問題なのに、親が後始末をする(甘やかし)
「脱いだら洗濯かごに入れなさいって言っているでしょ!(と怒りながら、お母さんが洗濯かごに入れている)」
●同じことをくどくどと何度も言ってしまう
「勉強してるの? まったくいつも言われないとやらないんだから」
これらはすべて「勇気くじき」です。
子どものやる気を失わせたり、子どもの学ぶ機会を奪ったり、子どもをひとりの人間として尊敬しない言動は、すべて「勇気くじき」です。