こんにちは! パーソナルスタイリストのみなみ佳菜です。ワーキングマザーをキラッと輝かせる簡単オシャレ術をお伝えしています。

 早いもので年末も間近。セールも始まるこの時期、私はご依頼が増えて大忙しになります。新しいアイテムを投入したいというご要望と同時に、続々寄せられるのが「服が増え過ぎて、どうにもならなくなったクローゼットを何とかしてほしい…」というご要望です。

 ご安心ください(ハート)。私がプロの目で、要・不要を判断し、「これ、捨ててよし!」とご判断いたします。

 つい先日も、クローゼットが飽和状態のワーママのお客様のお宅に伺って、チョモランマ級の捨て服の山をこしらえてきたところです。下の写真が、そのときの写真です。

何でも捨てればいいわけではない。よみがえる服が眠っている可能性も

 ただ、私は「何でも捨てればいい」とは決して思いません。ちょっとした工夫とひと手間で、見事によみがえるものもたくさんあります! 今回は大掃除の季節に合わせた年末スペシャル☆ということで、2回に分けて「マストで処分するアイテムの見分け方」と「諦めかけていた服を輝かせるリバイバル術」をお伝えしていきますよ~。ついてきてください♪

 まずは、「マストで処分するアイテム」の基本的考え方についてお話しします。何年も着ていないのに捨てられない服、きっと皆さんもお持ちですよね? なぜ捨てられないのでしょうか?

 私が現場でよく聞くつぶやきは、「買ったとき、高かったから…」というもの。ブランド物で高価だった。ふむふむ、分かります。でも、その服、もう一度袖を通す日は本当にやってくるでしょうか? 服も着られないまま放置されるのは不本意なはずですよね。

 ここで、私が日ごろ考える、ファッションの定理を一つお伝えします。ズバリ、

 古くて高い < 新しくて安い 

(意味)いくら高価であってもデザインが明らかに古い服は、安価であっても今風のデザインの服に比べて、価値が劣る。

 服の価値は、値段ではないのです。「今、着られるか」です。

 その点では、「痩せたら着られるはずだから…」というのも、捨てない理由になりません。私のパーソナルスタイリング経験のなかで、「痩せたら着たい」と保管された服が実際に着られた例は一度も見たことがありません!