「2年通ってIQ(知能指数)140にならなければ、教育費全額返金」をうたう、驚くべき保育園が現れた。幼児の早期教育が専門の乳幼児親子教室を全国で200校以上展開しているベビーパークのグループ会社が、初めての託児施設を東京・恵比寿にオープン。そんなIQ140を保証する保育園で、絵本の読み聞かせはどのように実践されているのか。保育園の現場に行き、そのノウハウや方針を探った。

2年通えば高知能! 200教室以上運営してきたメソッドを応用

 「2年間フルタイムで通えば、お子さんはIQ140以上になることを約束します」と大きく掲げる保育園が登場した。2014年4月に東京・恵比寿に開園した「TOEアカデミー」。人と競争することや子ども達に勉強させることをやめる園も増える中、この園は3歳以前の早期教育の必要性をはっきりと唱え、注目を集めている。


恵比寿にあるTOEアカデミー。静かな住宅街にあり、落ち着いた雰囲気

 その自信の背景にあるのは、これまで「TOEベビーパーク」という乳幼児親子教室を全国で200教室以上経営してきた実績と経験だ。

 「叱らない育児」「教え込まない育児」「詰め込まない育児」を推奨し、幼児を教育するというよりは親向けに正しい育児のノウハウを教え、子どもの知能を上げていく育児を教える場になっている。このベビーパークに1年以上通った子どもは平均的にIQ140以上、2年以上通うとIQ150を超えるという結果も出ているという(一般的な平均値はIQ100)。

 そこで培ってきたメソッドを応用して、今度は長時間相対的に育児を行う託児施設のスタートに至ったのだ。現在は、生後10カ月~4歳の約45名が通っている。


ベビーパークでの様子。幼い子どもでもひらがなをすでに覚えている

絵本が空気のようにとけ込む生活を。10年後に本が好きな子を育てる

 そんなIQ140を保証する保育園で、絵本の読み聞かせとはどのように取り入れられているのだろうか?

 ベビーパークでの豊富な指導経験を持つ、TOEアカデミー恵比寿園園長の藤田愛さんは、読み聞かせの意義をこう説明する。

 「絵本は、水や空気と同じくらい大事で、生活の中で自然に存在しているものであってほしいと思います。ですから、絵本を“勉強”にはしないでください。小さな子どもの集中力は長く持ちませんから、読んでいる途中で遊びだしたり、興味がなくなったり、前のページに戻りたがったりすることもあるでしょう。それを『聞きなさい』と最後まで無理に読み聞かせる必要はありません。子どもを本嫌いにさせず、空気のように絵本がいつもそこにある生活にするためには、親子の楽しいツールの一つとして、親が楽しんで読むことが第一。10年先に絵本を好きな子にしてほしいのです」


少人数制レッスン中の読み聞かせ。子ども達は椅子に座って聞き入っている

次ページから読める内容

  • 絵本が好きということは、言葉が育つということ
  • 「怖いおばけ」の絵本は望ましくない
  • IQよりも子どもの潜在能力を引き出したい保護者ニーズ

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