ロイヤルカリビアンの大型客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」。全長310mもある洋上のアミューズメントパークだ
ロイヤルカリビアンの大型客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」。全長310mもある洋上のアミューズメントパークだ

 港に停泊している大型客船を見かけたことがあるだろうか。巨大ホテルのような豪華な雰囲気は「一度乗ってみたい」と思わせるもの。でも、クルーズってどんな旅? 小さい子どもがいるとムリでは?と考えてしまう。しかし、海外ではクルーズは家族旅行の選択肢の一つだという。

豪華客船に親子で何度も乗っていると話す村田和子さん。DUAL世帯にとっては子連れでも心配ないのが大きな魅力だ
豪華客船に親子で何度も乗っていると話す村田和子さん。DUAL世帯にとっては子連れでも心配ないのが大きな魅力だ

 中学生の子どもを持つ旅行ジャーナリストの村田和子さんは、大型客船は「気の向くままに自由に過ごせ、楽しみ方の選択肢も多い。家族旅行にぴったり」と話す。村田さん自身、仕事で初めて乗船し印象がガラリと変わったという。「クルーズは、老後の楽しみで、とても高額なものというイメージがあったんです。でも実際に乗船してみると、小さな子どもがいるファミリーにこそ、おすすめだと気づきました。なぜもっと早く、我が子が小さい時に、こういう旅のスタイルに気がつかなかったんだろうって後悔したぐらい」(村田さん)という。これをきっかけに親子で何度も乗船するほどハマっているのだそうだ。

 村田さんが魅了されたクルーズとはいったいどんなものなのか。知っているようで実は知らないことがたくさんあるクルーズの魅力について伺った。