米国生活20年超、現在は看護師として救急病棟に勤務する2児の母、クローニン真木さんが紹介する米国のDUALたちの素顔。今回は家族や本人が病院になったときの対応です。実は真木さんも、先日、仕事場に「子どもが病院に運ばれた」という電話がかかってきたそうで……

 看護師を母に持つ、というかクローニン真木を母に持つ娘たちは、ちょっと気の毒な存在かもしれません。

 なにしろ彼女たちが「マミー、ちょっとおなかが痛いんだけど……」とでも言えば、「どこらへんが痛いの? いつから痛いの? 吐き気は? 熱は? トイレに最後に行ったのはいつ? あと、他に何か症状は?」と、質問攻めに遭い、その結果、「なんだ、そのくらいならぜーんぜん平気。さっさと学校行きなさいね」と、冷たく言い放たれるのが常ですから。

 病院は死にそうになって初めて行く所、というのが救急病棟勤めのクローニン真木の確固たる考え。なので、ちょっとした風邪だの、食あたりだの、かすり傷だの、自然治癒する程度の疾患じゃ、母の同情は得られません。

 ところが先日、仕事中に突然電話がかかってきて、なんと次女が救急車で搬送されたという連絡が。クローニン真木の勤める病院は自宅からは遠いため、違うところに運ばれたということだったのですが、なにしろなんでそうなったのか、詳しいことはすぐには分からず。

 一気にパニック状態です。ひいいいいいっ(汗)!?