まずは基本から。利率4%、期間4年でいくらになる?
以前にこのコラムで解説しましたが、そもそも債券というのは、みなさんが国や会社にお金を貸し、代わりに定期的に利子をもらって、償還期限が来れば元本を返済してもらう仕組みのものです。これを「利付債」といいます。
実はもう一つ、利子が出ない代わりに最初に払う金額が安くなる「割引債」というものがあります。しかし、この話をするとややこしくなるので、今回は利付債についてのみ話します。
例えば「利率4%、期間4年の利付債券、販売価格100円」であれば、お金の出入りはこんな感じです。最初に100円支払っているので、スタートはマイナス100円。しかし、その後、利息が付くので、毎年4%ずつ受け取って、4年目は元本プラス4%の利息が付きます。つまり、最初に支払ったのが100円で、4年間で受け取った総額は利息の16円+元本100円だから、売買益は16円になります。
債券の価格は、世の中の金利の影響で大きく変わる!
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