リセット家事である掃除を代わりにやってくれるロボット掃除機の今
誰が行うかがそれほど重要ではないリセット家事の1つである掃除。戸井田さんは長年、ロボット掃除機を愛用しているのだとか。
「私はもう8年ほどアイロボット社のルンバを愛用しています。導入する前と比べて掃除の負担が格段に減り、とっても助かっていますね。平日に毎日ルンバを使って掃除しておくと、週末はささっとキャニスターで掃除するだけで済みます。週末を掃除に費やすことも無くなりました。また、自宅にいないときにタイマーをセットして使う、という使い方のほかに、在宅で仕事をしていたときは、子どもが学校から帰ってくる少し前にルンバが起動するようタイマーをセットしておいて、ルンバが動き出すと、ごはんの支度を始めていました。ルンバに合わせて、2つの家事が並行して済んでいるというお得感は、ストレスとは程遠いもの。自宅にいるときに使うメリットも発見すると、ますます掃除が楽しくなっていきます。掃除スタイルはここ数年で本当に変わりましたね」
そんな戸井田さん愛用のロボット掃除機は、この数年で飛躍的な進化を遂げたという。
「出たばかりのころは、家具に当たったり、乗り上げたり、気が付くと集めたごみを吐き出していたりして、なかなか使いづらかったのが正直なところでした。でも、ここ数年の間に格段に性能が良くなりました。大手の国内メーカーがこぞって高性能のモデルを打ち出したことで、ロボット掃除機についての信頼が高まり、普及していったようですね」
その盛り上がりを見て、海外メーカーも力を入れ始め、今では各社のモデルが豊富に出そろい、そのどれもが、初代に比べて日本の家屋に合わせた繊細な動きをするようになったとか。
「発売されたばかりのころは、ただランダムに動いているようだったのが、今では椅子回りやテーブル回りをとてもスムーズに掃除できるようになりました。昔は壁に強く当たっていたのも、最近のモデルは、壁に近づくと速度を落として、こつんと接触する程度になり、ロボット掃除機を導入するうえで『家具や壁に影響がないか…』とハラハラする気持ちも、すっかり無くなりました」