人見知り、かつ小心者の父親の悩みは「うちの息子は大丈夫だろうか?」
実はすごく、心配していたことがあった。
虎蔵(仮、わが息子・2歳)は、人見知り、大丈夫だろうか。
「はい、笑ってくださ~い」と言われれば間髪入れずに営業スマイルを浮かべることのできるヨメはともかく、わたし自身は基本、相当な人見知りである。もちろん、オトナになり、インタビューを生業とするようになって、かなりの改善がなされてはいる。ただ、もともとは知らない人が大の苦手で、たとえば中学3年生の時などは、志望する学校に入学願書を取りにいったのだが、受け付け時間に1分ほど遅れただけで、受け付けのヒトに「すいません、遅れちゃいまして」と言うのがイヤでそのまま帰ってきてしまったことがあった。
あまりの小心者ぶりに母はあきれ返っていたが、残念ながら、それがわたしの素なのである。男子校での3年間で揉まれ、大学時代に客商売のアルバイトで揉まれ、社会人になってからは取材という仕事に揉まれ、それでもいまだに人見知りの部分が消滅したわけでないことははっきりと自覚している。
虎蔵は、そんなオトコを父親とする、一人っ子である。別にそうなったらそうなったで何か問題があるということでもないのだが、とにかく、まあ人見知りにはなってしまうんだろうなという覚悟というか心づもりはしてあった。
ところが、である。
「え? 一人っ子なんですか? そうは見えないですねえ」
一度ならず二度、三度とそう言われる機会があった。当然、こちらは「え? なんでそう思われるんですか?」と聞き返すのだが、返ってくる答えは見事に同じだった。
次ページから読める内容
- 息子を日々鍛えてくれる存在、それは3匹のミニチュア・ダックスフント
- わが家の「西太后」が、ある日を境に虎蔵の庇護者に
- 犬を相手にやんちゃ度が増す虎蔵、年を重ねて丸くなっていく「西太后」
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