箸の持ち方と動かし方がポイント!

「この手品であなたもモテ親!? モテジナのやり方」

【ハートと矢の割り箸の作り方】
1. 割り箸を1本、用意する
2. ハートに矢が刺さる前の絵をマジックで描く。太いほうの先にハートを描き、割り箸の中心からちょっと上くらいに矢を描く。
3. 裏返して、同じ位置にハートを描き、そこに、刺さった矢を描く。

 このとき注意したいのは、表も裏もハートの位置が同じ所になるようにするということ。位置が微妙にズレていると、なんとなく動きがバレやすくなってしまいます。矢の長さもなるべく同じ長さになるようにしてください。

片面に矢が刺さる前のハート、裏面に矢が刺さったハートを描く
片面に矢が刺さる前のハート、裏面に矢が刺さったハートを描く

 たったこれだけで準備は完了です。今から説明するやり方をちょっと練習すれば、誰もが魔法つかいに! 子どもにモテるモテジナができるようになりますよ!

★表も裏も同じ絵柄!

【1:割り箸の持ち方】

腕に対して割りばしを90度になるように握るのが基本!
腕に対して割りばしを90度になるように握るのが基本!

 まずは、割りばしの持ち方の基本形は、上の写真の通り。右手で割り箸の細いほうを親指で押さえるようにして軽く握ります。

 写真のように、割り箸は指に対してちょうど90度になるように持って腕に対しても90度になるようにしましょう。このとき、右手の肘から指先までの腕が自分の体に対して45度くらいがちょうど良く自然に見える理想の持ち方だと思います。

 そこで、次の割り箸の動かし方に行く前に、一つ練習してみてください。指先だけで割り箸を自分の前方にコロっと転がして裏返してみましょう。どの辺りを握って、どう転がすのがやりやすいか、スムーズにできるコツをつかんでください。

【2:割り箸の動かし方】

写真1から写真2へ。指先でスムーズに割りばしを反転できれば、表も裏も同じ絵柄に見える!
写真1から写真2へ。指先でスムーズに割りばしを反転できれば、表も裏も同じ絵柄に見える!

 割り箸の握り方が理解できて、さらにスムーズに指先で割り箸を転がせるようになったら、いよいよ、割り箸の動かし方です。まずは、表も裏も同じ柄だということを見せる動きの練習です。

 覚えることは二つ。一つは、基本の持ち方のまま、腕を軸にして手首を回転させます。うまくできるようになれば、お客さんからの見た目では、この動きしか見えません。

割り箸の表も裏も同じ絵柄に見せるコツ

 しかし、腕を軸に手首を回転させただけだと、当然、矢が刺さった裏面が見えてしまいます。それだとモテジナになりませんよね? そこで、どうするかといいますと、腕を軸に手首を180度回転させながら、同時に先ほど練習した指先で割り箸を180度に転がす動きをするわけです

 すると……、割り箸をどっちに裏返しても、矢がハートに刺さる前の絵柄しか見えないということになります。この動きを何度も練習してスムーズにできるようになったら、あとはカンタンにできるハズです。

 「表も裏もハートがあって、弓矢の矢だよ!」などと良いながら、両面とも同じ柄であることを強調するようにしましょう。

 注意するポイントは、割り箸を転がす方向。常に自分の前にいる観客からはハートが刺さる前の絵柄が見えるように転がしながら動かすのがコツです。