希望しない育休取得とはいえ、3年間の仕事のブランクがあっての職探しなると、不安もありました。35歳といえば社会的には何らかのキャリアやある程度のレベルのスキルは持っていると見なされます。産休に入った32歳とは年齢的に当然違った目で見られます。「自分にはそれがあるだろうか?」という不安でいっぱいになりました。
「もう世の中の役に立たないかも…」育休中にどんどん卑屈になっていく
タイプにもよるのでしょうが、私は産休・育休の3年間、どんどん卑屈になってしまいました。「自分はもう社会に貢献できないのかもしれない」「どこからも仕事の声が掛からないかもしれない」。周囲にも「復帰のタイミングを逃してしまい、やむをえず専業主婦になった」という人もいました。子育てによる充実感はあっても、育児だけに専念していると世の中から認められるという瞬間がほとんどなくなるのです。現在は育休中の面談を行う企業もあるようですが、私の勤務先からはほぼ放っておかれた感じでした。
画像はイメージです
次ページから読める内容
- 「35歳のキャリア女性、時短勤務志望」向けの求人は、まずない
- まずはフリーとして社会復帰。人事コンサルとして、勘を取り戻し始めた
- 人材紹介会社経由で出合ったIT企業は、ベストな対応をしてくれた
- 子どもが成長したら、正社員への道も。まだ迷いはあるけれど
- 冷たい会社だったが、求められるなら復帰したい気持ちは変わらない
続きは、日経DUAL登録会員の方がご覧いただけます
会員限定記事(2683本)が読める
登録会員(無料)になると以下のサービスを利用できます。
-
登録会員限定記事子育て、キャリア、夫婦の連携、家計管理など、共働き家庭のニーズに応える登録会員限定記事をお読みいただけます。
-
日経DUALメール日経DUALの最新記事やイベント開催情報などをお知らせするメールマガジン「日経DUALメール」をご購読いただけます。
-
子どもの年齢別メール子どもの年齢別メール(未就学児、低学年、高学年)を配信します。子どもの年齢に合った新着記事やおすすめ記事をお届けします。
-
MY DUALサイトトップページの「MY DUAL」の欄に、子どもの年齢に合った新着記事が表示され、最新の子育て・教育情報が格段に読みやすくなります。
-
日経DUALフォーラムオンライン会議室「日経DUALフォーラム」にコメントを書き込めます。日経DUALの記事や子育て世代に関心の高いテーマについて、読者同士や編集部と意見交換できます。
-
記事クリップ、連載フォローお気に入りの記事をクリップしたり、連載をフォローしたりできます。日経DUALがさらに使いやすくなります。