今回エッセーを書かせていただく小栗雅裕です。「大変なことは半分に、楽しいことは倍に」を合言葉に、DUALで子育てしてきました。息子は二人で、高校一年生と仕事を始めたばかりの22歳社会人。男の子が大人になるとき、さてお父さんはどうする? そんなテーマの連載です。
 僕の持論は、家族は一番気の合う仲間だということ。ですから、大人の扉を開き始めた息子達に、「大人の世界はこんなに面白いぜ!」と伝えたいのです。面白いから一緒に楽しみたい、そんな気持ちでお届けします。
 男の子を育てているお父さんはいずれ通る道ですが、女の子のお父さんやお母さんにも、楽しんでいただければ幸いです。

 ここは東京・有楽町の駅近く。人々が行き交う屋根付きオープンスペースの片隅に置かれた革張り椅子に腰を下ろし、専用の台に片足をのせると、目の前のスタッフがブラシと指の腹に巻き付けた布で丁寧に靴にクリームを伸ばしていった。

 ズボンの裾や靴下が汚れないよう、ビニールのカバーを付けてくれるが、靴は履いたまま。仕事の丁寧さが靴越しに指から伝わってくる。

 その感触が軽いマッサージのようで心地よいな、と思ったときには、すでに靴はピカピカに輝いていた。

道具はシンプル。だが、靴クリームはスペシャル
道具はシンプル。だが、靴クリームはスペシャル

次ページから読める内容

  • ファーストシューズから始まった息子の靴歴
  • 有楽町がホームの靴磨きスペシャリストのもとへいざ!
  • 教えられたのはどっちだ?
  • 神は細部に宿ることをまざまざと見せつけられた

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