共働き家庭の子どもは、両親不在の時間をどのように感じているでしょうか。DUAL世帯の子どもの思いを、同じように共働き家庭で育った著名人に語ってもらうというこの企画。第1回は、体操のお兄さんでおなじみの佐藤弘道さんにご登場いただきます。
 やきとり屋を切り盛りするご両親の下に育った佐藤さんは、離れている時間が長くても、おおらかに見守ってくれるご両親のおかげで「寂しい思いをほとんどしなかった」のだそう。
 そして今、マネジャーを務める奥様と二人三脚で仕事をする佐藤家もまた、共働きの家族。高校生(現在は寮生活中)と中学生の二人のお子さんと今もスキンシップを欠かさないという佐藤さんに、仲良し家族の秘訣と、子ども時代に抱いていたご両親への思いをうかがいました。

「お母さんのテレビのモニターにいつも映ってるのよ」の母の言葉

共働きの両親を持ち、自身も二人の息子さんを共働きの家庭で育てる佐藤さん
共働きの両親を持ち、自身も二人の息子さんを共働きの家庭で育てる佐藤さん

日経DUAL(以下、DUAL) 佐藤さんが物心ついたときから、ご両親とも働いていらっしゃったのですか?

佐藤弘道さん(以下、佐藤) そうなんです。だから、家に帰ったら父はもちろん、母がいないのも当たり前で。寂しいと感じることも多少はありましたけれど、鍵っ子ということは、当然のように受け止めていましたね。でも、今振り返ると、僕と一つ年下の弟が寂しい思いをしないようにと、両親のフォローがうまかったんだと思います。

 往々にして子どもって、親の目が届かないと思ったら、良からぬことを考えがちですよね。でも「今日、学校で◯◯君とこんなことがあったでしょ」と、バレないと思っていることがなぜかバレる。「なんで知ってるの?」と聞くと、「お母さんのテレビのモニターにいつも映ってるのよ」って(笑)。嘘だと分かっていても、どこかで見てくれているんだなというのがあった。いつもそばにいるわけではないですが、母には不思議な存在感がありましたね。

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  • 学校から帰ると、毎日やることがたくさんあった
  • 子ども達を信頼するからこそ、手を差し伸べない

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