■出張できます!の第3ステップ お子さんのリスク管理

 子どもはなぜか、「ここ一番、ママの勝負どき」という大切なときに熱を出します。

 大事なことなので二回言います。勝負時に必ず熱を出します。

 「猫はこたつで丸くなる」のと同じくらいの確率で、「子どもはプレゼン前に風邪をひく」のです。ですから、プレゼン前、出張前などは、子どもが風邪をひく前提で、薬や保険証なども準備しておきましょう。

 病気をする前提で万全の準備、例えば病院のカードを用意し、注意事項もメモにしておくことをおススメします。保育園の呼び出しに対応可能な人の見当をつけておくのも重要です。

日帰り出張なら、全然OKだったりする

 出張先は割りと大都市が多いのですが、そこは日帰りできるのかどうかをあらかじめ把握しておくと、突然の「福岡行ける?」に即答できます。ちなみに、首都圏であれば新幹線で神戸までは日帰りが悠々可能です。また空港が市街地に近い福岡も日帰り圏内です。

 広島は空港から市街地が遠いので微妙。仙台、新潟も新幹線で日帰りOKです。主要都市の駅や空港から市街地までどのくらいかかるのかを把握しておくといいでしょう。保育園のお迎えには間に合わないけど、それさえカバーしてもらえれば、実は日帰り出張のできる都市は多いのです。

 また東海道新幹線の場合、電源が窓側に付いている場合が多いので、窓側の指定で取っておくと移動中にプレゼン資料に手直しなんていうのも可能です。この移動時間は超重要! JR東日本の新幹線は電源がない車両もあるので、注意が必要です。

■出張のメリット その1

 出張、特に宿泊を伴う出張の場合、出産後初めてくらいの、完全なる一人の時間を持つことになったりします。これがまた、至福のとき。家事をほとんどせず、ベッドに横たわるというぜいたくは、かなり久しぶりでしょう。

 たまには、そのぜいたくに身を委ねてください。お疲れさま。寝過ごしにご用心! せっかくなら自腹でちょっといいホテルに泊まってみてもいいかも。子どもがいないときにできていたことを、ちょっとだけ取り戻してくださいな。