やむを得ず育休を1年延長。2年目こそ成功するはずの保活だったが…

 夫は自営とはいえ中小企業経営者で働き方がとてもハードなため、育児の戦力にはなりません。夫婦ともに実家も遠方です。どちらかの親を呼び寄せて、という選択も難しかった。生まれたときから郷里を離れたこともない両親をいきなり都心に呼び寄せるのは無理な話です。苦渋の選択ではありましたが、会社には「保育園に預けられなかったので、育休を1年延長する」と申し出ました。

 1年前と同じ手順で、2度目の保活を開始しました。さすがに2年目。2歳児なのですぐに入園できると思いきや、状況はますますひどくなっていました。

 後で聞いた話ですが、2010年の港区は保育人数が膨れあがった年だったそうです。芝浦に大規模マンションがどんどん建ち、マンションの建設計画と自治体の保育施設の定員が全く合っていなかったことが原因だとか。物理的に箱が足りないので、どんなに動いても仕方のない状態だったのです。さらに待機児童の数は少ないにしても、待機児童率では、東京23区でワースト1のエリアだったとのことです。 

 そんな状態で、自分のキャリアを全く主体的に考えられない事態に陥りました。今なら行政に訴えるという手段も思いついたかもしれませんが、当時は途方に暮れるだけでした。

 ただ、港区の待機児童問題に注目し、2010年に区議会議員に当選した女性議員がいました。その方とはツイッターを通してやりとりするようになり、選挙中に実際に会って、現状を訴えることはできました。そうした政治活動の甲斐もあってか、現在の港区の保育園の充実は素晴らしいです。私のときは間に合いませんでしたが、現状が変わったことは良かったと思っています。


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