「保活は妊娠中から必要」と知り、愕然とした

 雲行きが怪しくなり始めたのは、息子が誕生した2009年の夏くらいから。いわゆる保活を始めた後のことです。住まいは港区なので、最初は区内の認証保育園を5園回りました。そして突きつけられたのが、平均150~200人待ちという厳しい現実でした。「順番が回ってきたら連絡しますが、いつになるかは分かりません」と言われ、認証保育園は全く当てにできないことが判明しました。年明け1月には、認可保育園の申込用紙に第5希望まで記入して提出。しかし、「ご希望にかないませんでした」といった趣旨の書面が1枚届いただけでした。

 夫婦ともにフルタイム勤務だったので、保育の基準指数は高いのです。区役所の窓口に行き、「なぜ保育園に入れないのか」と聞いたところ、夫が自営業であること、世帯所得が相対的に高いために順位が下がってしまうのではないかと言われました。

 3月の二次募集の結果もダメでした。2009年当時は待機児童が大きな問題として注目される前だったということもあり、民間の施設もそれほど無かったのです。もっと熱心に情報を集めればよかったのでしょうが、ツイッターやフェイスブックなどのSNSによるコミュニケーションもまだ今ほど盛んではなく、「みんな、どうやって情報を集めているのだろう?」と常に思っていました。

 児童館などで、ほかのママ達に話を聞くうちに分かってきたのは、みんな、妊娠中に保活していた、ということでした。みんなが妊娠中から登録するから、夏の時点で150人待ちにもなるのです。そもそも私の保活は、大きく出遅れていたのです。


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