子どものころに大好きだったもの、すごく思い入れのある物語、忘れられないキャラクター。こういったものを、自分の子どもに伝え、子どもも好きになってくれたら、とてもうれしいですよね。
私は、ハローキティが誕生したときからファンになり、幼かったころ、帽子やシャツ、かばん、そして靴など、頭から爪先まで全身キティ・ファッションでキメていた時期があります(笑)。子どもが生まれてからは、子どものお弁当箱や筆箱などを買うとき、気づいたらサンリオキャラクターのものを選んでいたりして。自分の子どものころからの習慣ですね。
ハローキティは、日本だけでなく海外でも愛され、今年40周年を迎えました。それを記念して、1979年のサンリオ製作の人形アニメーション映画『くるみ割り人形』の“リ・クリエイト”作品が公開されます。
原宿カルチャーをつくり出した増田セバスチャンが監督を務めた。極彩色の世界にも注目!
子どものころに『くるみ割り人形』を見て、今でも鮮明に覚えているというタレントの藤井隆さん。今回、公開される新生『くるみ割り人形』に声優として抜てきされた藤井さんは、7歳の女の子を持つパパ。藤井さんにインタビューし、深い思い入れのあるこの映画に声の出演をして、自分の子どもに魅力を伝えることができるという、すてきな巡り合わせや、映画の見どころなどについて、お話を伺ってきました。
インタビューの前に、映画『くるみ割り人形』について紹介します。
ある雪の夜。少女クララが目を覚ますと、大切な“くるみ割り人形”がなくなっていました。ネズミの大群が、人形を持っていってしまったのです。