わが家の「こどもからだノート」は、一冊100円もしないノートですが、写真を貼ったりマスキングテープでアレンジしたりして、とてもかわいいものを作っている方もいます。

子どもが体調を崩しやすい季節や傾向がノートから見えてくる

 「こどもからだノート」をつけ始めると、子どもごと・季節ごとの特徴が見えてきます。わが家の場合、長男は中耳炎持ちで、急に寒くなったときなどは要注意です。次男は季節の変わり目に体がかゆくなります。三男は耳も肌も丈夫ですが、ぽっと熱を出す。そんな特徴が見えてきます。

 働く親にとって、先の見通しが立つことはとても大事なことですよね。

 もちろん、他科を受診するときにも役立ちます。「字が汚くて読めないよ~!」などと言いながらも、目を通してくれる看護師さんも多くいます(会のメンバーには、待ち時間に清書するなんていう達人ママもいますよ)。

ノートは子どもの大切な成長の記録。体について親子で話すきっかけに

 子どもが自分の体に興味を持つきっかけにもなります。「お母さん、この間の風邪、書いてないね!」とチェックされたり、溶連菌になったときの舌の様子を絵に描いてくれたりしたこともありました。

 自分の体の状態に興味を持ち、それを伝えたり、親子で一緒に話したりすることは、とても大事なことだと思います。先ほども触れましたが、あんなに病気がちだったのに、今は病気をしなくなったわが子達(今では一年に一度受診するかどうかです)。このままだと、三人のノートの残りのページは、だいぶ余ってしまいそうです。そこで今では、三人の愉快な語録を書き留めています。時々読み返すと笑ってしまいますし、病気のことや、面白発言も詰まっているこのノートをいつか三人にプレゼントしたいなと思っています。