パパとママの5つの「違い」

 そこで、今回は夫婦関係においてぜひ押さえておきたい5つの「違い」を紹介します。夫婦間トラブルは、たいていこの5つのいずれかに起因していると言っても過言ではありません。この違いを意識することで、日ごろの言動や行動を変えることができます。

(1)男女の「脳」の違い

 まず、男女の「脳」の違いです。これは男女の思考回路が異なることを指しています。性差とも言えるかもしれません。

 例えば、お付き合いしている男女が別れたとき、男性はいつまでも過去を振り返り、女性はその過去を消し去ると言われています。思い当たる節はありませんか(私は多々あります…)。つまり、女性は「今」を大切にする生き物だということです。

 このような考え方の違いを知らずに、すでに終結した夫婦ゲンカのことをいつまでも話題に出し続けていれば、ママからすれば「残念なパパ」になってしまいます。

 ただ、ここで気を付けたいのは「男性だから…」「女性だから…」という固定観念をあまり持ち過ぎないということです。人によって性格も様々ですし、男女の違いにこだわり過ぎて相手を型にはめるのは、むしろトラブルのもとでしょう。

 大切なのは、目の前のパートナーが何をどのように考えているのかを把握しようとすることです。平たく言えば、よく見て、よく話す。そのなかで、相手を理解しようとする姿勢が働くパパには大切なのです。

(2)「歩いてきた道」の違い

 「夫婦は一番身近な他人である」

 この言葉だけを読むと、ちょっと寂しい感じもしますが、夫婦のコミュニケーションを考えるうえで、必ず頭に入れておかなければならないキーワードです。

 あなたは、自分のパートナーが何歳のころに出会いましたか。そのパートナーがこれまでにどんな人生を歩んできたか、すべて知っていますか。私は妻のすべてを知っているとはとても言えません。誰しも、あなたが知らない過去があるはずです。

 これまで歩んできた人生が今のあなたをつくっているように、あなたが知らない過去によってあなたのパートナーの今があるわけです。だからこそ、自分との違いを認識しておくことで、ささいなことにもイライラせずに済むようになります。

 イライラしそうになったら、この時代に、この広い世界で、まったく違う道を歩んできた2人が出会えたことを思い出してみる。そうすると、優しい気持ちになれるのでお薦めです。