グッズの活用や沐浴槽の長期使用で子どものお風呂を楽チンに

 いくつかのQ&Aが繰り返され、いよいよ沐浴卒業後間もない赤ちゃんを抱えるママが一番気になる「一人で子どもを入れる際の手順や、自分が体を洗う間はどうすればいいのか?」というテーマが提示されました。

 パパとママ、二人の手があれば心配は要らないのですが、どちらかが一人で入れなければならないとなると、かなり不安なものです。セミナーの聴衆も今まで以上に熱心に耳を傾け、回答には長い時間が割かれましたので、その内容をじっくりお伝えしましょう。

 実は、誰に教わるともなく、多くのママがやっているのが、赤ちゃんをすぐにお風呂に入れられる状態まで脱がせてバウンサーなどで待たせておき、自分が体を洗ってから、赤ちゃんを入浴させるという方法。助産師さんお二人も、家事アドバイザーの藤原さんも、やはりこの方法が一番のお勧め。三人のお子さんがいる藤原さんはお子さんの赤ちゃん時代、人生で初めてバスローブを買って使っていたそうです。

 入浴後、先に赤ちゃんの体を拭いて衣服を着せるのは当然ですが、その際、バスタオルを巻くくらいで済ませていると、ママの体が冷えてしまいます。確かにバスローブなど、自分へのケアも考えたいものです。

 セミナー終了後、参加者からは「私も自分が体を洗う間、赤ちゃんを脱衣所で待たせていたんですが、かわいそうじゃないかな、間違ってないかな、と気になっていました。みんなやってることなんだと分かり、安心しました」との声も聞こえました。

 最近はベビーグッズも進化し、首据わり前からのバスチェアも多々ありますので、特に寒くない季節はそういったものを活用し、最初から一緒にお風呂に入ってしまうことも可能です。

右は赤ちゃんを寝かせて体を洗ってあげられる「ねんコロマット」。中央は首が据わるころから、左はお座りができるようになってからのバスチェア
右は赤ちゃんを寝かせて体を洗ってあげられる「ねんコロマット」。中央は首が据わるころから、左はお座りができるようになってからのバスチェア