【Q】顔や頭部を上手に洗うコツは? どれくらいの力加減がいいのでしょう?

【A】 せっけんをよく泡立てて、自分の顔を洗うくらいの強さで、泡で洗います。頭は指の腹でよくマッサージをし、泡で油分を落としてあげれば、湿疹なども出にくいです。(助産師・小野さん)

 肌が荒れて受診される方を診察すると、洗い過ぎのケースが多いです。タオルでごしごしは必要ありません。洗い方に自信が無くても、お肌の調子が良ければ、ちゃんと洗えていると考えてOK。

 トラブルがあるようなら、洗い方を見直すといいでしょう。肌トラブルを感じたら、小児科や皮膚科を受診していただけば、症状により洗い方やスキンケアのアドバイスもできます。(小児科医・折津さん)

【Q】大人用のせっけんやシャンプーはいつから使用して大丈夫ですか?

【A】 具体的に何歳からというのはありません。赤ちゃんや子どもの肌は大人の3分の1程度の薄さです。沐浴卒業後はベビー用・子ども用と銘打った商品でなくても構いませんが、大人用は香料が入っているものがあるので、そうでないものを選びましょう。

 赤ちゃんを大人に合わせるより、大人が赤ちゃんに合わせて、家族全員が子ども用の肌に優しいタイプのものを使うというのも、お勧めです。(小児科医・折津さん)

【Q】赤ちゃんはどのくらいお湯に漬からせてあげたらいいですか?

【A】 大人が温まるような感覚で入れなくていいです。赤ちゃんは体温が高いので、長く入れ過ぎるとのぼせてしまいます。2~3分温めてあげれば、十分ですね。(助産師・小野さん)

【Q】耳の中に水が入らないか、心配です。

【A】 少し大きくなって中耳炎が癖になってしまったようなお子さんは別として、水が入っただけでは、中耳炎にはなりません。見える部分に水がたまっていたら、綿棒やティッシュをこよりにしたもので水を取ってあげるだけで十分です。(小児科医・折津さん)

【Q】赤ちゃんを抱っこしているとき、床や浴槽の中で滑りそうで怖いです。

【A】 お風呂の中で赤ちゃんを抱っこしているときは、真っすぐ立つより、姿勢を低くして膝立ちで歩くくらいのほうがいいですね。床掃除をせず、ぬめりが出ていると余計に滑りやすいので、こまめな掃除も滑らないようにするポイントです。(家事アドバイザー・藤原さん)