平川さんのお助けアイテム

(1) 同居する実の両親 

「この年齢になって親と住むことってあまりないでしょうから、この縁をつないでくれた娘に感謝しています」(平川さん)

(2) 家事代行・ベビーシッターサービス

「昔から来てもらっている方です。今は週1回お願いしています。結局、水回りが綺麗であれば、他は自分で何とか掃除ができるので、水回りを中心としたお掃除をやってもらっています」

取材後記

「私、今年から娘の小学校でPTA会長をしているの」。2013年にお会いしたときにサラッと言っていた平川理恵さん。簡単なことではないけれど、「日本の教育を良くしたい。そのためには、まず誰もが自宅から通う公立の小中学校から変えなくては」という意欲に、心から共感しました。

私自身、公立小中学校で育ってきましたが、中学受験が過熱する首都圏の方の中は特に、子どもの進路をどうするべきか悩む方も多い思います。そんな中、平川さんの「学校を変えられないことはない」という言葉は心強いものでした。「やってみないと分からない」「親達の行動次第で変えることは可能」。当たり前のことだけれど、私にはとても響きました。

また、「少しでも良い学校に」とばかり思いがちなだけに、「学校教育より家庭教育」という視点も忘れてはいけませんよね。別の取材で「学校は3割、家庭が7割なんです」と言われたこともあり、そのときもハッとしました。夫と2人、どんな家庭教育を目指していくのか。まずはそこからだ、ということを忘れずにしたいと肝に銘じました。

(撮影/鈴木愛子)

この記事の関連URL
平川理恵さんの近著 『あなたの子どもが「自立」した大人になるために』
(世界文化社)