キャラ弁を超えて、作品は3Dに変化を遂げてきた
―もはや、キャラ弁を超えましたよね。
船山「はい。もうオリジナルですね(笑)。で、さらに進化させて今や立体になりました。
今年は母の日にごはんをスポンジケーキのように成形して、はんぺんを裏ごしして作ったクリームでデコレーションした“お赤飯ケーキ”を作りました」
―奥さんも娘さんもさすがにびっくりしたでしょうね~。
でも、こうやって毎年進化させるのは大変じゃないですか?
船山「常に次のモチーフを探していますよ」
家族の幸せの象徴を強いインパクトで残しておきたい
―家族の喜ぶ顔が見たいっていう気持ちはわかりますけど、そこまでできるのが本当にすごいですよね。
船山「実は、もう一つ理由があるんです。特にちらしずしについては、幸せだった思い出を強いインパクトで残したいんです。それが幸せの象徴というか。これから先、うちの家族にもいろいろなことがあると思うんです。でも、そういう時にこのアートちらしずしを浮かべて“あーあんな幸せな時もあったな~もう一度頑張ろう!”って思い出して再び立ち上がろうとしたときのキーアイテムになったらいいなと思っています」
―なるほど…。正直、僕はそこまで将来のことを考えてなかったです。これは僕も見習いたいと思います! じゃあ、船山さん、次の料理お願いします!
船山「そうだ! 滝村さんに任せっぱなしになってた! じゃあ、次はとっておきのものを作りますよ!」
料理に大事なものといえば、味、そして栄養、それから料理に込める思いだと思います。今回、船山さんが語ってくれた凝った料理へ込めた思いは、その時だけでなく、その先の人生までも考えられていて、驚くとともに、本当に心に響きました。これからは船山さんの思いを思い出しながら料理を作ろうと思います!
にしても今後、船山さんはどんなアート系料理を作るんでしょう? これもまた楽しみですね!
<トクトクトクトク♪ワインが注がれる音>
それではまた、イクメンCeroでお会いしましょう。