子どものケア、同僚は「グランマに甘える予定」

 1)のパターンは、身近に家族や親戚がいる場合にしかできません。でもセントルイスの人達って、地元でずっと何世代も生活してきたという家族が少なくなく、ファミリーぐるみで子育てをサポートする、というケースがちらほら。

 もうすぐ出産する同僚のコートニーちゃんは「私のグランマがベビーシッターに名乗りを上げてくれたので、それに甘えちゃう予定!」だそうです。ちなみにコートニーちゃん、今回の妊娠は全くの予定外だったとか(笑)。「避妊してたのにねぇ」とほほえむ彼女に、救急病棟のあちこちから「だから、ここの水を飲むなって、あれほど言われたでしょうに……(汗)」とツッコミが入ったのは言うまでもありません。まあ本人が幸せそうだから、それはそれで良しとしましょう。

 2)の場合は夫婦ともに看護師である、という前提があると実現しやすいようです。上記にもある通り、週3日間仕事をすればいいだけなので、不可能ではありません。

 クローニン真木の同僚のビルさん、夫婦で看護師という家庭で4歳と1歳の子どもがいます。で、彼らの場合は妻が朝7時~夜7時勤務、夫が夜7時~朝7時というシフト勤務をしており、できる限り常に誰かが家にいるようにしているのだとか。これなら他人に子育てを頼る時間が短くて済みますね。

 ただ、夫婦で一緒にいる時間が少なくなって、それこそすれ違いになっちゃう可能性はありますけど、その辺は時折二人だけでデートに出かけるとか、そういう時間を大切にしている模様(前回登場したホフマン氏もそうしてましたね)。

 とはいえ、家族に迷惑を掛けたくない場合や、夫婦間の時間調整が不可能な場合には、やはり3)のデイケアを頼むしかありません。

誰でも施設に預けられるわけではない。なぜなら・・・

 アメリカでは、デイケアの運営はライセンス制で厳しい規定を守らないといけないので、預けるほうの親としては安心といえば安心です。アメリカのデイケアは、地方自治体が経営するもの、個人が経営するもの、そして意外と多いのが教会が運営するもの、です。


アメリカでは子どもを預かるデイケアを運営する教会も少なくありません。そういえば日本にもお寺が経営する保育園、ありますよね

 石を投げれば教会(もちろん、キリスト教)に当たる……というほど、町のあちこちに教会があるアメリカでは、日曜学校に使うスペースをそのまま託児所として利用する場合が多いのです。そしてこういった教会運営のデイケアは、その教会に通う信者ではなくても子どもを預けることができるのがうれしいところです。